文化人類学の面白さとは?学生や教授の声を紹介!!

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文化人類学の面白さとは?学生や教授の声を紹介!! Human Insight

文化人類学って結局のところ何が面白いのだろう?

そんな疑問を解消するために、文化人類学の面白さについて日本国内外で文化人類学を学ぶ学生や教授の声を調べてきました。

今回は調べた内容をまとめて紹介します!

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結論 – 文化人類学の面白さは2つに集約される

文化人類学を学んでいる方についてインターネットで検索していると、文化人類学の面白さについて実に様々な声が上がっていることがわかりました。

それと同時に、文化人類学の面白さは次の2つに集約されることも発見しました!

それは…

  • フィールドワークという手法
  • フィールドワークを通じた発見

それぞれ詳しく解説していきます!

フィールドワークとは?

フィールドワーク (field work)とは、研究対象となっている人びとと共に生活をしたり、 そのような 人びと[インフォーマン ト(informant, 情報提供者)]と対話したり、インタビュー(interview, 面接問答)をしたりする社会調査活動のこと、である。また、フィールドワーカー (fieldworker)とは、フィールドワークをして調査をする人のことをさす。

フィールドワークとはなにか?

文化人類学の面白さ①フィールドワークという手法

1つ目の文化人類学の面白さはフィールドワークという手法です!

文化人類学が他の学問と違うところは人々の営み/文化を本やインターネットで調べるのではなく(だけではなく)、フィールドワークという自ら現地に訪れて人々の営み/文化を学んでいくところです。

例えば今皆さんが在籍している大学について、高校生だった頃インターネットで調べたのと、実際に通ってみたとでは見える景色が変わってきたのではないでしょうか?

現地に行ったからこそわかったことがいっぱいあったと思います。

以上のような経験が文化人類学の面白さに繋がっているのです!

他にも実際に文化人類学を学んでいる方の声を聞いてみましょう!

文化人類学を学んでいる方の声

1年次の初年次セミナーで取り組んだフィールドワークです。外国の方に英語でインタビューを行う調査で、現場に足を運んで得た情報から自分なりの結論を導き出すことが面白く感じて、もっと文化人類学的なフィールドワークを深めたいという気持ちが強くなりました。

http://www.hss.nagasaki-u.ac.jp/about/social-dynamics.html

アンケート調査などで統計をとるのではなく、インタビューを通してインフォーマントの思いを聞くことで調査をしたいという思いがありました。統計をとれば、数字からより正確な情報を手に入れることができますが、数字からは得ることができない情報もあります。話をする中で聞き出すことができる個人の主観的な考えなどがその1つです。文化人類学コースでは、インタビュー調査を中心に調査を行います。元々人の考えを聞いたり、その人の過去を聞いたりするのが好きということもあったため、文化人類学コースで用いる調査方法は自分に合っていました。

https://www.hss.shizuoka.ac.jp/shakai/bunjin/suzuasu.html

フィールドワークでの経験は、私にとって重要な意味を持っています。学問上の成果をあげることができた、というだけではありません。現地の人は、他所から来た私に対して友だちのように親しく接してくれ、多くのことを教えてくれました。感動するような学びがたくさんあり、「人から学ぶことはこれほど面白いのか」と心の底から思わせてくれたのです。研究したというより、育てられたと感じる経験でした。

https://www.kobegakuin.ac.jp/gakuho-net/infocus/2021/11.html

文化人類学の面白さ②フィールドワークを通じた発見

2つ目の文化人類学の面白さはフィールドワークを通じた発見です!

文化人類学を学ぶと「当たり前/常識だったことが、実は当たり前じゃない/非常識だった」と感じる方が多いです。

言い換えると、フィールドワークをすることで新しい発見が沢山あり、それが文化人類学の面白さに繋がっているということです。

フィールドワークを通じた発見は主に3つに分けられます。

  • 他者
  • 自分

フィールドワークを通じた発見①他者

1つ目のフィールドワークを通じた発見は他者です!

これは現地の人と長く、深く交流することで新たな発見があることを意味します。

Making the Strange Familiar and the Familiar Strange「自分にとって異質なものを見慣れたものとし見慣れたものを異化する」と表現されたりもします。

実際に文化人類学を学んでいる方の声を聞いてみましょう!

文化人類学を学んでいる方の声

何より実際に世界のどこかで生きている人たちと一緒に生活していく中で人間について考えていくという文化人類学のスタイルは非常に魅力的


学部2年生の時に移民研究の書籍を読んで得た知識が移民コミュニティに対する先入観になっていて、長い間フィールドの理解を歪めていたということに気づいたということがあります。フィールドワークを始める前は同じ国の出身者同士が協力し合って活気に溢れるコミュニティを築いているに違いないと思っていたのですが、実際にフィールドに入ってみると、予想していた在り方とずれている現実がそこにはありました。確かにベトナム人が集まっているけれども、思っていたよりも人間関係があっさりしている。どうやらそこは自分が思っていたようなコミュニティではないということは薄々感じてはいたのですが、それが一体何を意味しているのかということを理解できるようになったのはフィールドワークを開始してから1年くらい経過した頃でした。

https://ital.ihe.tohoku.ac.jp/voice-archive/voice-352/

“I kept learning things I didn’t even consider, like the different ways that people order their life, and understand time, and understand space. And from gaining those perspectives I came to really understand anthropology as something that could form and frame the way that I experience the world… and the impact I have on other people.”

https://www.bu.edu/anthrop/academics/undergraduate-program/why-study-anthropology/

フィールドワークを通じた発見②自分

2つ目のフィールドワークを通じた発見は自分です!

これは自分の価値観とは違う文化に出会うことで、今まで自分が気づいていなかった潜在的な常識/当たり前を発見できることを意味しています。

実際に文化人類学を学んでいる方の声を聞いてみましょう!

文化人類学を学んでいる方の声

 他者を介して自分を再発見し、見つめ直す。「これが私たちだ」と自認するよりずっと多様でおもしろい「私たち」と出会うことができる。これが、文化人類学の有用性の一つではないでしょうか。

https://www.synchronous.jp/articles/-/384

文化人類学は、自分にとって「当たり前」なことを疑ってみる学問です。 例えば、日本国籍を持っている人は自分のことを「日本人」という「民族」だと自覚していると思います。私は、「民族」は揺らぐことのない絶対的なアイデンティティだと考えていました。しかし、文化人類学の授業で、先生から誰に自分の出自を伝えたいのかによって出自の表現を(相手が海外出身の方なら「日本人」、静岡県外出身の方なら「静岡出身」、静岡県の方なら「〇〇市出身」と)変えることを考えると、「民族」は絶対的なアイデンティティだとは言い切れないんじゃないの?と問われて衝撃をうけました。 自分にとっての「当たり前」が揺らぐ感覚を楽しめる人にはうってつけの学問だと思います。

https://www.hss.shizuoka.ac.jp/shakai/bunjin/suzuasu.html

異文化を理解することで、自分自身の社会の見方もガラリと変わってくるんです

https://educ.titech.ac.jp/ila/news/2019_10/058066.html

参考までに私の体験談も紹介します!

私の経験談 – マサイの人から学んだ「今」を生きる大切さ
私は大学時代1ヶ月半程一人でタンザニアのマサイ村に滞在し、現地の人と一緒に遊んだりのんびりしたりしていました。
交流を通じて一つ感じたことがありました。それは、マサイの人は「今」を大切に生きているということです。

当時、私の思考は「今」を大切に生きていませんでした。例えば、
・理想のキャリアを実現させるために、今何をするべきか考える→未来のために生きている
・暇なことが苦手で、常に何かしたくなる→今に目をそむけている
などです。

一方でマサイの人は、「今」を大切に生きていると感じました。例えば日本と比べ全然忙しくない時も、充実しているように見受けられるのです。
この経験から「今」をワクワクする術をマサイの人たちから学ぶことができました。

社会人になった今、本屋に行くと「20代は〇〇しよう!」等「こうあるべき論」が沢山ありますが「それは今をワクワク生きるために大切なことか?」という問いを立てることができ今でもマサイの人との交流は貴重な財産となっています。

記事元: 世界旅行×ワクワクとは?

フィールドワークを通じた発見③人

3つ目のフィールドワークを通じた発見はです!

これは、他者や自分について深く考えるにつれ、「人/人間ってなんだろう?」と考えるようになり、「一見多様な文化に見えるけど、人として共通した〇〇があるのでは?」といった発見に繋がることを意味しています。

実際に文化人類学を学んでいる方の声を聞いてみましょう!

文化人類学を学んでいる方の声

遠い世界で自分たちとまったく違う思想で動いている人たちと一緒に生活するのは、新鮮であり、新発見であり、自分の生き方・考え方を見直す契機になります。その一方で、同じようなことを求めたり、悩んだりしていることも少なくありません。遠く離れた世界と共通性を感じられるのもおもしろさの一つです。

https://shingakunet.com/gakumon/a1040/L00002_M00002_S00090/

Studying anthropology will expand your views of what is meant to human. You will learn about different cultures around the world and what makes people different.

https://study.uq.edu.au/stories/why-study-anthropology-major

動画で見る文化人類学の面白さ

ここまで文章のみで文化人類学の面白さを紹介してきたため、ここでは文化人類学の面白さに関する動画をいくつか紹介します!

いかがでしょうか?

最初にお伝えした文化人類学の面白さ2点との繋がりを感じることができるのではないでしょうか。

  • フィールドワークという手法
  • フィールドワークを通じた発見
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まとめ

ここまでのポイントをまとめると、文化人類学の面白さは次の2つに集約されます。

  • フィールドワークという手法
  • フィールドワークを通じた発見

皆さんの参考になれば幸いです!

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