【新自己分析論】自分のワクワクに出会う方法(前編)

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【新自己分析論】自分のワクワクに出会う方法(前編) Human Insight

自己分析って就活のためにするものでしょ?

ハクナマタタ
ハクナマタタ

実は就活以外にも自分のワクワクと出会うために役立つのです!

しかも、従来とは違った方法で!

こんにちは!ハクナマタタです。

このブログでは「ワクワク」という単語を頻繁に使用しますが、こんな疑問が浮かびませんか?

確かにワクワクが大事なのはわかったけど

じゃあ、どうすれば自分のワクワクに出会えるの?

そこで今回は、私が考える自分のワクワクに出会うための方法をお伝えしていきます!

この記事がおすすめな方
  • 「自己分析診断飽きちゃった…」「自己分析って無意味だよね…」という就活生の方
  • 「自分探しをしてみたい!」「暇つぶしに自分のワクワクを探してみたい!」「人生を豊かにしたい」という方

今回の記事は前編で、「自己分析をする際のキーポイント4選」について紹介します。

次回の記事は後編で、「自己分析の仕方」について紹介してきます。

自己分析をする際のキーポイント4選

それでは、自分のワクワクに出会うためのキーポイントを4つ紹介します。(あくまでも持論です)

  • 人やモノ等の対象を通じてのみ自分のワクワクに出会うことができる
  • ワクワクは沢山経験をすることで徐々に出会うことができる
  • 内発性と自発性を混合しない
  • 言葉がワクワクをつくることはない

詳細を見ていきましょう!

人やモノ等の対象を通じてのみ自分のワクワクに出会うことができる

え?自分のワクワクって人やモノに左右されるの?

真実はいつもひとつ!ではないのかしら….

ハクナマタタ
ハクナマタタ

実はそうなのです!

例えば、趣味をエンジョイすることが自分のワクワクだった場合、そもそも趣味となりうる対象がないとワクワクに出会えないですよね?

人と会うことが自分のワクワクだった場合、そもそもこの世界に自分以外の人がいないとワクワクに出会えませんよね…

「そんなのよくよく考えてみれば当たり前じゃん!」…鋭い指摘です。

ここで強調したいのは、自分のワクワクは生まれた時から既に出会っているのではなく

経験をしていく中で後天的に出会うということです。

詳しく見ていきましょう。

ワクワクは沢山経験をすることで徐々に出会うことができる

アメリカの社会学者であるクーリー(1864年 – 1929年)が提唱した「鏡に写った自己」と「自己感情」という概念がワクワクに出会うヒントになってきます。

用語定義
  • 鏡に写った自己 – これは、鏡を見てしか自分自身を見れないように、自我(自分のワクワク)も他者(対象)を通じてしか出会うことができないということです。例えば、身長170センチある人は、160センチが平均の社会だと「私身長高い!」ことがわかりますし、逆に200センチが平均の社会だと「私身長低い..」となります。
  • 自己感情 – これは、鏡に写った自己をみた際に自分の内側から出てきた感情のことを指します。例えば、身長が高いとわかった人が「それいいね!」や「ちょっとコンプレックス..」と感じることが自己感情といえます。

*興味がある方は、小川祐喜子さんの博士論文である、「C.H.クーリーの「自己感情」論の現代的展開」をみてみてください(無料で読めます!)

急に話が難しくなってきたけど

結局どういうこと??

ハクナマタタ
ハクナマタタ

簡単にいうと、色んな人と出会ったりすることで

「これ楽しい!」等のワクワクに出会えるということです!

そして、そのワクワクは自分の心の内側から湧き出てきます!これを自己感情といいます。

内発性と自発性を混合しない

これは社会学者である宮台真司さんの持論で、自己感情に出会った際

それは内発性な自己感情か?それもと自発性な自己感情か?

精査するのに大変役立ちます。

それぞれの言葉の定義をみていきましょう

用語定義
  • 内発性 – 自分の心の内側から自然と湧き出てくる自己感情
  • 自発性 – 損得勘定で物事を考え、メリットがある場合や合理的な理由がある場合のみ自分の内側から湧き出てくる自己感情

私は内発性を大切にすることが大事と考えています。自発性だと、そのメリットが無くなってしまったら自分のワクワクが消えてしまうからです。逆に、内発性はメリットが無くても自然と湧き出てくるものなのでワクワクが消えることはないのです。

詳しく知りたい方へ

この違いについてもっと知りたいという方は、「宮台真司 内発性・自発性/損得勘定/マックスウェーバー/主知主義・主意主義」等と検索するとリッチな情報が見つかると思います。

ただいい感じの本は見当たらず…宮台真司の持論と似たような概念で「中動態」について書かれた哲学者である國分功一郎さんの本がおすすめですので興味のある方は是非読んでみてください!

言葉がワクワクをつくることはない

最後に、言葉がワクワクを作ることはないというポイントについてお伝えしたいと思います。

よく自己分析診断をすると「あなたの強みは〇〇です」と言われますよね?

その強みをみて「自分はこんな人間なのかな?」と考え、それをもとに行動する人も多い気がします。

ですが、それは本当にあなたの強み(ワクワク)なのでしょうか?

現代哲学のポスト構築主義に関する本を読むと、答えはNOです。

詳しく知りたい方へ

NOの理由については哲学者である千葉雅也さんの入門書に詳しく記載されています。(哲学知識ゼロで読めておすすめです!)

じゃあ自己分析診断は無意味ってこと?

ハクナマタタ
ハクナマタタ

そうとは限らないです!

自己分析診断の結果をそのまま使うのではなく、「これ本当に私の自己感情を言い表している?」「何かもっといい表現はない?」等ワクワクに出会うための問いとして活用することもできます。

 
ハクナマタタ
ハクナマタタ

大切なことは、言葉→ワクワクではなく、ワクワク→言葉(表出)の順序だと言うことです!

自己分析診断に頼らず、まずは自分のワクワクと対話してみましょう!

まとめ

以上のキーポイントを踏まえると、自分のワクワクに出会う条件は以下となります

  • 自分のワクワクは生まれた時から既に出会っているのではなく経験をしていく中で後天的に出会う
  • 色んな人と出会ったりすることで、自分の心の内側から湧き出てくるワクワクに出会える
  • 内発的なワクワクを大切にする。損得勘定がからむ自発性なワクワクは大切にしない
  • 自己分析診断に頼らず、まずは自分のワクワクと対話することが大切

いかがでしたでしょうか?

次回の記事は後編で、「自己分析の仕方」について紹介してきます!

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