「地球一周の船旅」や「地球一周○万円」のポスターでおなじみのピースボート。
興味はあるけど、ちょっと怪しい。いろんな噂もあるし、本当に乗って大丈夫かな?
そう思う方は多いのではないでしょうか。
私も本当に大丈夫か半信半疑のまま、一か八かで乗船を決めました。
今回は、ピースボートの第83回地球一周の船旅(2014年3月~2014年6月)に参加した私、ハクナ妻が、
体験談を紹介します。
ピースボートの世界一周の実態がわかるので、ぜひ最後までご覧ください!
ピースボートクルーズとは
ピースボートクルーズ は、非営利の国際交流団体PEACE BOATがコーディネートする船旅で、1983年に第一回クルーズが出航しています。
「地球一周の旅」「地球一周○万円」のポスターでおなじみの世界一周クルーズが有名ですが、そのほかにも、日本一周クルーズや韓国へのクルーズのようなショートクルーズもあります。
世界一周クルーズは年に3回ほど出航しており、寄港地はクルーズごとに異なります。
私が参加した第83回クルーズは世界一周を左周りで回るコースで寄港地はこちらでした。
ムアラ / シンガポール / コロンボ / アカバ / スエズ運河通航 / ポートサイド / ミコノス島 / ピレウス / バーリ / ドブロブニク / コトル / モトリル / ジブラルタル / カサブランカ / ラグアイラ / クリストバル / パナマ運河通航 / カヤオ / ラパヌイ[イースター島] / パペーテ / ボラボラ島 / ホノルル / 横浜
引用元:https://peaceboat.org/voyages/report/2656.html
ちなみに、ピースボートクルーズはこちらの3社で成り立っています。
- 船内でのイベントを運営企画するPEACE BOAT
- 旅の企画・実施をする株式会社ジャパングレイス
- 船を所有する外国の船会社
【体験談】ピースボートの正体は?怪しい評判は本当?
「ピースボート」と検索すると怪しい評判がたくさん出てきますが、それらの評判のほとんどがデマです。
私も正直半信半疑、一か八かで乗船しましたが、ピースボート の実態は、リーズナブルなクルーズ船+任意で国際問題などにも取り組むことができる、といった感じでした。
それぞれの怪しい評判の実態について、私のピースボート体験談を踏まえて詳しく解説していきますね。
↓気になる評判に飛ぶことができます。
ピースボートに乗ると洗脳される?
洗脳されません。
ピースボートの船内での過ごし方は完全自由です。
一日中、海を見ながらボーっとしていてもいいし、船内で行われる自由参加のイベントや企画、講義に参加してもいいです。
私は船内の時間の大半をトランプをして過ごしました。(笑)
自由参加の講義の中には左寄りの内容のものも中にはありますが、自由参加ですし、聴いている人も「そういう考え方もあるんだな」というスタンスで聴いている印象でした。
ピースボートは宗教団体?
ピースボートは宗教団体ではありません。非政府組織(NGO)です。
こちらに関してはPEACE BOATの公式HPにて説明されています。
ピースボートは宗教団体ではありません。国際交流を目的とした船旅のコーディネートを主な活動とする非政府組織(NGO)です。ピースボートクルーズは観光庁の許認可を受けた旅行会社によって企画・実施されており、パートナー団体としてクルーズのコーディネートを請け負っています。旅行会社の扱うクルーズはすべて旅行商品として販売されており、参加は広く一般に公募されています。船内や寄港地では様々な国際交流の場を設け、また、各分野の専門家であるゲスト講師(通称:水先案内人)による講座やワークショップをはじめ、語学教室やカルチャー教室、そしてサークル活動や各種イベントなど、幅広く自由な学びの機会を提供しています。これらの催しへの参加は任意であり、特定の宗教への勧誘などはありません。
引用元:PEACE BOAT公式HP より
九条ダンスを踊るの?
私は踊りませんでしたし、私が乗ったクルーズでは踊っている人も見ませんでした。
なので、毎回のクルーズで踊るわけではないようです。
調べたところ、62回クルーズで九条ダンスなるものがあったようです。
憲法9条をダンスを通じて伝える「9条ダンスチーム」が登場
引用元:https://peaceboat.org/oldsite/cruise/report/62nd/lob/42.html
毎回踊らされるような評判がありますが、それはデマ、になります。
ピースボートは北朝鮮と関係がある?
ピースボートは2002年まで北朝鮮への寄港を行っていました。
また、1996年に北朝鮮が水害による被害を受けた際に、米を現地で活動していたWFP(世界食糧計画)に届けています。
なので、その意味では北朝鮮と関係がありますが、評判で流れているような北朝鮮政府へ金銭的支援しているというのはデマのようです。
こちらに関してもPEACE BOATの公式HPにて説明されています。
ピースボートは北東アジアの平和を目指しており、市民交流を目的として過去に朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に寄港をしています。また、1996年に北朝鮮が水害による飢饉に苦しんだ際には、JA全国農協青年組織協議会などと共同で、日本全国から集めた米61トンを船で運搬し、現地で活動していたWFP(世界食糧計画)に届けました。これらは国際交流・人道支援を目的としたものであり、ピースボートは北朝鮮含め特定の国の政府に金銭的支援を行ったことはありません。また、第38回クルーズ(2002年8月)以降は北朝鮮への寄港も行っておりません。
引用元:PEACE BOAT公式HP より
ピースボートはピンクボート?
船内でカップルが生まれるという意味では本当ですが、揶揄されるようなみだらな事実はありませんでした。(少なくとも私はそのような場面に出くわさなかったですし、そのような話も耳にしなかったです。)
船であろうが、学校であろうが、職場であろうが、一緒にときを過ごしたら、一定数カップルはできますよね。
【体験談】ピースボートに関してよく聞かれること
ここからは、先ほど解説した怪しい評判以外に、ピースボート に関してよく聞かれることについて、実際のピースボート体験談をもとに答えていきます。
↓気になる疑問に飛ぶことができます。
世界一周の費用はいくら?期間はどのくらい?
よく聞かれるのが、「本当にポスターに書いてある通り、地球一周○万円なの?」という質問です。
安い部屋(3~4人部屋・窓なし)を選べば、ポスター通りの値段(100万円強)で世界一周できます。(船内での3食付き)
ただし、寄港地でのオプショナルツアーやお土産代、船内オプションで購入したもの(お菓子など)は別途費用です。
また、ピースボートでの世界一周の期間は3か月程度です。
ボランティアしながら世界一周するの?
ボランティアをしながら世界一周をするわけではありません。
ただし、乗船前にボランティアスタッフとしてピースボートの広報や事務作業に携わることで、参加費が割引になる制度はあります。(通称「ボラスタ」)
中には、ボランティアスタッフ活動で割引を貯め続けて、基本料金を0円にして乗船するツワモノもいます。(通称「全クリ」)
詳細はピースボートクルーズ公式サイト から確認できるので気になった方は見てみてください。
私(乗船当時大学生)はボランティアスタッフ活動はせずにアルバイトを2つかけもってお金を貯めましたが、近い年齢の人たちはボランティアスタッフ活動して割引を適用して乗っている人が多かったです。
ボランティアスタッフ活動をすると乗船前に友達ができるメリットがありますよ!
ポスターを貼って割引を受けられるって本当?
本当です。ポスター貼りもボランティアスタッフ活動のひとつです。
ボランティアスタッフ活動をして乗船した人は、このポスター貼りをして割引を貯めたという人が多かったです。
こんなところにまでピースボートのポスターが!?というような土地にも貼ってあったりしますが、ポスター貼りをしている人同士で誘い合って、離島遠征などをしてポスター貼りをしたりもするとか。
ポスター貼りも仲間がいれば楽しそうですね!
ピースボートに乗船するのはどんな人?
私が乗ったときは1000人ほど乗船しており、このような客層でした。
- 若者 : 年配の方 = 2 : 8
- 若者のほとんどが社会人で仕事を辞めてきている人
- 若者の職業は就職のしやすさからか、看護師、保育士、美容師、理学療法士など専門職の人が多い
- 若者の年齢は27~28歳が一番多かった印象
- 私を含め、大学生も数名(10人ほど)
- 年配の方は定年退職後の余暇を楽しむために夫婦orひとりで乗船している人がほとんど
- 男女比は半々くらい
- 国籍はほぼ日本人
- 乗船の目的は「純粋に旅行を楽しむため」という人がほとんど
国際平和を目指して、などと目的を乗船している人もいましたが、乗船する人のほとんどが、純粋に世界一周してみたかったから、という動機の「普通の旅行客」です。
リーズナブルなクルーズだからかいろんな人が乗っていて、とても面白かったです!
船内ではどう過ごす?
船内での過ごし方は自由です。
船内では毎日、ヨガやダンス、絵画などの教室や、講義、映画上映など様々な催しものがあるので気になったら参加できますし(自由参加、無料)、それ以外にも自分たちでイベントを企画することもできます。
これらの船内イベントに参加せずに一日中海を見てぼーっとしたり、船内プールで泳いだり、ジムで運動したりしていてもかまいません。
船内での過ごし方は本当に自由ですし、毎日、自由参加の予定がぎっしりなので退屈することはありません。
寄港地ではどう過ごす?
寄港地でも基本的には自由行動です。
みんな船内で仲良くなった人と自由に観光したり、一人で気ままに回ったりしています。
任意でオプショナルツアーを頼むこともできます。その場合はバスなどで団体で行動することになります。
まれに、イースター島のようにオプショナルツアーに参加しないと上陸できないような寄港地もあります。(イースター島は上陸にボートに乗り換える必要があるため)
また、治安の悪い寄港地ではオプショナルツアーへの参加が推奨されています。参加しなくても大丈夫ですが、その場合、「~~は危険なので歩かずタクシーを使ってください」というようにあらかじめ注意喚起がなされます。
私は治安が極端に悪い寄港地だけオプショナルツアーを申し込み、それ以外は船内で仲良くなった人たちと自由行動していました。
船内でのドレスコードはある?
船内でのドレスコードはありません。
みんな日本から持ってきたカジュアルな格好(例.Tシャツ+短パン)や現地で買った民族衣装など、好きなものを着ています。
クルーズ中に何度かパーティ&ディナーの日があり、その日は男性ならジャケット、女性ならワンピースのようにおしゃれをして参加する人が多いですが、それも強制ではないためラフな格好で参加している人もいます。
部屋はどんな感じ?
部屋は1人部屋、2人部屋、4人部屋があり、窓ありタイプと窓なしタイプがあります。
4人部屋の場合は相部屋になり、部屋割りは年齢順です。
なので、歳の近い人たちと知り合うことができますし、年配の方と若者が同じ部屋になって生活リズムが合わないということもありません。
私は一番安い4人部屋・窓なしタイプの部屋を選びましたが、普通にきれいでした。
少し窮屈感はありましたが、寝るとき以外は基本部屋にいないので十分でした。
私が乗った当時の船(オーシャンドリーム号)はすでに引退しており、今は別の船(パシフィック・ワールド号)になっているようです。
オーシャンドリーム号が1981年竣工なのに対し、パシフィック・ワールド号は1995年竣工と新しいので、今はさらにきれいな船になっていると思います。
船内の食事はおいしいの?
3か月近く暮らす船内の食事の味は心配ですよね。
大丈夫です。船内の食事、おいしいです。(正直、絶品というほどではないですが、普通においしかったです。)
毎食、食事は2~3か所で提供されており、気分によってどのレストランにいくか選べます。
また、複数レストランをはしごすることも可能です。
メインのレストランでは主に和食が、サブのレストランでは主に洋食が提供されており、毎日廊下に張り出されるメニューを船内でできた友達とみて、どのレストランに行くか決めていました。
ピースボートに乗って後悔はなかった?
ピースボートに乗って後悔はありませんでした。むしろ、乗ってよかったです!
詳しくは次の「ピースボートで世界一周のメリット」のところで述べますが、単に世界中のいろんな場所を訪れることができるという楽しみだけでなく、船内での出会いがとても貴重な財産になりました。
途中で帰りたくならないの?という質問については、湯舟に浸かりたいとか、粉もんが食べたい(船ではお好み焼きのような粉もんは出ませんでした)という意味で、日本が恋しくなることもありましたが、強く「帰りたい!」と思うことはありませんでした。
それくらい充実した時間でした。
【体験談】ピースボートで世界一周するメリット
ここからは、ピースボート で世界一周をするメリットとデメリットを体験談をもとに紹介します。
ピースボートで世界一周するメリットはこちらの7つです!
詳しく解説します。
船内で一生ものの友達ができる
ピースボートクルーズの乗船者は1人参加も多く(若者に至ってはほとんどが1人参加)、同室の人や船内イベントで知り合った人同士で寄港地で一緒に観光するというパターンが多いです。
ピースボートの世界一周クルーズは約3か月間で、その間にとても濃い経験をたくさんするため、船内で知り合った仲間とは強い絆が生まれ、一生ものの友達ができます。
しかもピースボートに乗っている人は(怪しげなピースボートに乗るくらいの)ちょっと変わり者なので(笑)、普通に暮らしていたら出会わなかったであろう面白い人たちと出会えるのはピースボートの良いところです。
住んでいる場所も年齢もみんなバラバラですが、下船してから9年がたった今でも同じ部屋の人たちとは定期的に集まります。
3か月間同じ部屋で過ごした間柄なので、姉妹のような仲で、久しぶりに会ってもなんでも話せます。
船内でもいろいろイベントがあり楽しめる
船で世界一周をするため、大西洋横断中のときなんかはずっと船という日が1週間ほど続きます。
でも大丈夫。船内では次の寄港地の学習(歴史、文化など)、ヨガやダンスなどのカルチャー教室、運動会などのイベントなどがあるため、1日船の日でも楽しむことができます。
移動中であることを忘れるくらい快適なのは船旅のいいところです。
船上ならではの楽しみがある
大海原、朝日、夕日、星空、運河、など船上ならではの良さを楽しむことができるのもピースボートで世界一周をするメリットです。
大海原に沈んでいく夕日を時間を気にせずにずっと眺めるのはとても贅沢な時間です。地球に生まれてよかったと感じます。
費用が安い
ピースボートの世界一周クルーズは他のクルーズ船と比べて破格に安いです。
一番安い部屋だと1日約1万円。
その辺のホテルに1泊するのと変わらない料金で、世界一周の交通費+宿代(3食食事つき)+船内のイベント代が賄えるのってすごくないですか?!
旅程を立てる必要がない
自分で世界一周をするとなると、治安を調べながら、どういうルートで回るか、交通手段はどうするか、などの旅程を立てる必要があります。
それが楽しみだったりもするのですが、ちょっと面倒ですよね。
ピースボートだと、旅程は決まっているので、その手間がないというのも魅力的です。
旅初心者でも安心して世界一周できる
ピースボートでの世界一周は、旅程と交通手段、そして宿(=船内)が決まっているので、旅の初心者でも安心して世界一周ができます。
寄港地についての概要をまとめたパンフレットが出航前に配られ、そこに治安についても記載されているため、「治安が良くない寄港地ではオプショナルツアーを申し込もう」とか、「だれか誘って一緒に観光しよう」、といったことができ安心です。
荷物・お土産の量を気にしなくていい
旅行に行ったときに、買って帰りたいけど持って帰れないなあ、ということありませんか?
船旅だと、船⇔自宅間で荷物の郵送もできるため、持っていく荷物やお土産の量をそれほど気にする必要がありません。(相部屋の場合は置けるスペースが限られているため極端に多い荷物はNGですが。)
普段は買うのを我慢する大きめのものや、割れ物も現地で購入することができるのはうれしいですね。
【体験談】ピースボートで世界一周するデメリット
つづいてピースボート で世界一周をするデメリットを体験談をもとに紹介します。
ピースボートで世界一周するデメリットはこちらの7つです。
それぞれ解説してきます。
寄港地の滞在時間が短い
船旅だと、移動に時間がかかる分、寄港地での滞在時間は旅全体の日数に対して短くなります。
ピースボートの場合、各寄港地1日~2日の滞在がほとんどです。
そのため、各寄港地で観光できる場所は限られており、世界一周したといえど、「世界の文化を肌で感じたぜ!」というよりは、「次に自分で行くときの下見をした」というような感じになります。
とはいえ、一気にいろんな地域へ訪れるので、「自分は先進国より途上国が好きだな」とか、「中東の文化が好きだな」といった風に、自分の旅の好みを知れるのはいい点です。
バックパック一人旅のような刺激はない
旅程と交通手段、そして宿(=船内)が決まっているため、旅初心者でも安心して世界一周できる反面、バックパック一人旅のような刺激はないです。
そのときの気分で次どこに行くか決めるということもないですし、現地で知り合った他の国の人と数日間一緒に旅するということもありません。
そのため、旅慣れている人は、少し物足りないと感じるかもしれません。
現地での出会いはほぼない
寄港地での滞在は1~2日で、泊まるのも船内のため、現地での出会いはほぼありません。
道端で知り合っても、その日のうちにはバイバイなので、それほど深い仲にはなりづらいです。
ただし、オプショナルツアーで現地の人と交流するツアーもあり、その場合は相手も交流したいと思っているし、丸一日一緒に過ごすので割と仲良くなれます。
私はモロッコで、日本語を学ぶ学生と交流するツアーに参加しました。
そこで知り合った現地の子とは、その後も連絡を取り合い、2年後、その子が日本に短期留学に来たときに東京で再会しました。
同室メンバーとの相性が悪いと最悪
これは人間なので仕方がないですね。相部屋の場合、同室メンバーと相性が悪いと最悪です。
若者同士でトラブルになったということは耳にしませんでしたが、比較的年配の方の相部屋でトラブルになり途中で部屋を変わったというような話は乗船中ちらほら耳にしました。
レセプションに言えば、部屋のメンバーを変えるなどの融通をきかせてくれる場合もあるようです。
ひとりになれる時間を確保しづらい
相部屋の場合、部屋ではなかなか一人になれませんし、共有エリアでも誰かしら人がいる(し、船内の世界は狭いので、そのうち知り合いだらけになる)ため、ひとりになれる時間を確保しづらいです。
みんな同じことを思っているのか、船内の自主企画(乗船者が企画するイベント)で「ひとりの時間を作ろう!」という企画が立ち上がっていました。
そういうのに参加するのもアリですし、私は同室の人たちに、「これから一人の時間に入る~」と宣言して、ベットのカーテンを閉めて個室風にして手紙を書いたりしていました。
ネット環境が悪い
船の上ではほぼネットはつながりません。
そもそも日本の携帯はつながりませんし、船内で使えるwifiを利用できるインターネットカード(2,000円/枚で100分間利用可能(2020/2月時点))というものも販売されていますが、その接続もあまりよくありません。
ネットがつながらないと困るという人(仕事をしながら乗船しようと思っている人など)にとっては厳しい環境でしょう。
私はインターネットカードは買わずに、ネットは寄港地でカフェに入ってwifiをつなぐ、という風にしていました。
船酔いする可能性
船なのでどうしても船酔いする可能性はあります。
ただし、大きい船のため普段はそんなに揺れません。
船酔いするほど揺れるのは、よほど天候が悪いときか、波が強い場所のときだけです。
私が乗ったクルーズで揺れたのは、日本を出航した直後数日(悪天候のため)と、大西洋を横断している途中の数日(波が強い場所のため)のみでした。(私は苦しまずに済みました。)
ちなみに、酔い止めはレセプションで無料でもらうことができます。
【体験談】ピースボート総括:乗船したからこそ今の私がある
最後に、ピースボート に乗ってどうだったか、を簡単に紹介したいと思います。
ひとことで、乗ってよかったです。
特に、私が乗ってよかったと感じた点は次の2つです。
- 船内で一生ものの友達ができた
- 途上国へ興味を持つきっかけとなった
「船内で一生ものの友達ができた」については、「船内で一生ものの友達ができる」のところでも紹介しているのでここでは割愛し、「途上国へ興味を持つきっかけとなった」についてもう少し詳しく紹介します。
私はピースボートで世界一周をする中で、先進国よりも途上国の方に興味があると感じ、それがきっかけで下船して2か月後にはフィリピンのスラム街でのボランティアツアーに参加しました。
これらの経験がきっかけで、その後の就職活動では、途上国のインフラ整備に携われる仕事がしたいという軸で会社を選び、海外で道路やトンネルを作った実績のあるゼネコンに就職しました。
また、海外への興味という共通点があったことから夫と出会うことができました。
このように、今の私の生活一つ一つの要素が、ピースボート乗船という経験とつながっていて、本当にいい経験をしたなあと心から感じています。
なかなか「世界一周する」と決断するのには勇気がいりますが、迷っている人ははじめの一歩として資料請求(無料) だけでもしてみてはいかがでしょうか。
大きなことも、最初の小さな一歩から、です。
いつか、「とりあえず、のつもりだったけど、あのとき小さな一歩を踏み出してよかったな」と思える日が来るかもしれません。
まとめ:ピースボートは怪しくない、一生の思い出ができる船
今回は、
についてピースボートに乗船した体験談をもとに紹介しました。
ピースボートにはいろんな噂がありますが、そのほとんどがデマであり、実態はリーズナブルな普通のクルーズ船です。
リーズナブルであるからこそ、いろんなバックグラウンドの人が集まり、船内でも刺激を受けることができました。
ピースボートに乗ったことは一生の思い出です。
ピースボートに乗るかどうかで迷っている人は、資料請求や説明会が無料で受けられますので、気軽に参加してみることをおすすめします。
ぜひ一歩を踏み出してみてください!